政府が景気対策をするときに必ずと言っていいほど恩恵を受ける「住宅メーカー」。減税や補助金など住宅を購入する為のサポートが豊富です。そのため比較的安定している業界と言えます。今回は住宅メーカーの主役である営業職の仕事内容についてご紹介します!
目次
住宅メーカーの営業職の仕事内容とは?
住宅メーカーの営業の仕方は主に以下の流れて行われます。
- 顧客呼び込み
- 商談
- 成約
顧客呼び込み
戸建住宅を販売する際に拠点となるのは住宅展示場やモデルルームです。そこに営業マン達が配属されて営業活動を行います。基本的には反響営業(住宅展示場に来たお客さんと商談)になりますが、場合によってはビラ配りを駅前でやったり、個人宅のポストにチラシを投函したり積極的な営業活動を行うこともあります。
商談
実際にお客さんが来たら、商談を開始します。ここではモデルルームを案内して、この住宅の特徴を含めて売り込みをします。
一回の商談で決まることはほぼありません。お客さんが帰った後に、折を見て電話やメールを行って再来店のフォローをします。場合によってはお客さんの家に行くこともあります。
成約
商談がうまくいったら成約です。成約したら、引き渡し日までに契約書類などを取り交わしてお客さんの入居までサポートしていきます。
働くなら大手住宅メーカーの営業になるべき
住宅メーカーは沢山ありますが、原則大手の方が良いです。
- 人生を左右する「家」の購入では、消費者にとって一番大切なのは安心感
- 30年、40年後に何か不具合があったとき、サポートを受けられるか(絶対に倒産はしないであろうメーカーを選ぶ)
- 大手でブランド力がある会社の方が売れやすい
やはり営業は売れてナンボの世界。中小の住宅メーカーでは営業力が相当ないと社内で生き残っていくのは難しいです。一方、大手であればそこまで営業力がなくても商品と会社のブランドである程度売れますので、仕事の続けやすさでいえば断然大手がいいでしょう。
住宅メーカー営業の辛さとは
住宅メーカー営業のつらさというのはいくつかありますが、特に以下の点は住宅メーカーならではの点かもしれません。
- 転勤
- 土日祝勤務
- 営業ノルマ
転勤
住宅は地域関係なくどこにでも建ちますので、もちろん転勤は多くあります。建て売り(住宅を建ててからお客さんに売る)であればその住宅を売り切るまでは住宅展示場に残って売ることになります。売り切ったら次の住宅展示場に異動・・・です。大手の住宅メーカーはエリア制で担当エリア内での移動(大体県単位)となりますが、中小メーカーであれば拠点が少ないので、県をまたいだ異動になる事が多い。そうなると転勤という形になります。環境が変わるのが苦手な人にはちょっと厳しいかもですが、ずっと苦手な上司や同僚と一緒になる事はないのでその点はメリットにもなり得ます。
土日祝勤務
お客さんが住宅展示場に来るのは土日祝がメイン。ですから休みはシフト制でだいたい火曜、水曜となります。土日祝勤務が全然気にならない人であればいいのですが、周りの友達が土日祝休みであればちょっと気になるところですよね。
営業ノルマ
営業職であればどんな会社でもある「営業ノルマ」。もちろん住宅メーカーにもあります。大事なのはノルマのきつさ。やはり大手はあまりきついノルマを課しすぎるとやめるリスクやパワハラのリスクを考慮してそこまでひどいノルマを強いることは在りません。逆に中小メーカーは商品力が大手に比べて劣るので営業力がものを言う世界のためノルマがキツめ。会社によってはパワハラまがいの会社もあります。
住宅メーカー営業の給与はかなり高い
気になる給料ですが、大手であればかなり高いです。(有価証券報告書から調査)
大和ハウス工業 | 9,070千円 |
ミサワホーム | 7,100千円 |
住友林業 | 8,590千円 |
積水ハウス | 8,180千円 |
なお、上場していない中小メーカーの場合これより給与は下がりますが、中には営業インセンティブが手厚い会社があります。
中小は大手と違ってブランド力がないので、まったりではなくゴリゴリ営業。 個人宅にピンポンして訪問するなんてことも あります。 最近はコンプライアンスが厳しいので、そこまですることも少ないと思いますが、 仕事的には大手よりキツイのは確かです。しかし将来起業したいとか、頑張ったら頑張った分稼ぎたい人にはいい選択肢だとは思います。
住宅メーカーへの営業職になるには 転職エージェントの活用は必須
転職するなら、一人で黙々と活動するのはあまりオススメできません。
私も転職の時に利用しましたが、転職エージェントには事前に登録しておきましょう。通常ネットでオープンになっている求人は全体の1割ですが、転職エージェントに登録すれば残り9割の情報にアクセスできます。特に大手住宅メーカーを希望している人には必須と言えます。
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